
こんなふうに、昔からの住宅もたくさん見える一方で、突然ロードサイド店舗が出現したりもして、車社会であることを感じさせられます。
よく考えればバスに乗っているのは子供と老人。いずれも典型的な交通弱者です。
松橋と八代の間のバスの本数は御世辞にも多いとは言えないので、元々からそんなに利用することはないのでしょうけれども。

一面にビニールハウスが広がる畑も見たりしながら、

松橋から40分ほどで八代駅に着きました。
ここから八代市役所まであと一息です。


八代市といえば製紙が有名で、人口約13万人の工業都市です。福岡県で言えば大牟田市がよく似ているんじゃないかと思います。
ただ、実は熊本県で人口が二番目に多い自治体が八代市で、そういう意味では北九州市と同じ位置づけと考えることもできるのですよね。県内の人口は、熊本市が70万人、八代市が13万人、あとは天草、玉名、宇城と続いていきます。熊本は昔九州の政治の中心でしたから、熊本市に一極集中するのも仕方ないところなわけですが。
私の知人で、熊本市が政令市になるのがどうしても嫌だと言っていた人は、「政令市熊本は一極集中のたまもの」とか言ってました。ナイル川とエジプトの関係そっくり(?)。
ちなみに高知県は素晴らしいほどの一極集中が起きていて、高知市の人口が34万人に対し、その次に多い南国市は5万人。その南国市も高知市に隣接している街なので、その2つの街だけで高知県の77万の人口の半分ですw
そういえば春日市も福岡市に隣接しているので、都市圏の核ではなくても人口が多いですよね。

そしてようやく、「八代市役所前」に到着。
去年のダイヤ改正の際に、市役所中心の路線構成になり、市内循環バスも走り始めるようになりました。

最初に見たのは黄色の「ゆめバス」。
見た感じでは利用者が非常に多く、なかなかうまく行っている感じでしたね。