

バス停はありませんが、運転手さんに頼んで県境で降ろしてもらいました。家が建っている分いかにも県境という感じはしないのですが、素朴な自然がまだ残る場所です。
自然といっても、「人間が制御できる自然」と「人間に脅威を与える自然」の二種類がありまして、私がさっき言ったのは前者、ここに住んでいる人にとっての自然は後者だろうと思いますが。

県道106号線朝田日田線。朝田というのは浮羽発着所のあるあたりのことです。
ここらへんの地名は「注連原」。


県境から歩いて集落の方へ下ると、途中にイビサスモークレストランと言って、自家製のハムなどを提供しているお店が見えてきます。ホームページを見ましたが、1988年開店とのことで、なかなか歴史のあるお店のようです。
バスの折り返し時間には余裕があるといえばあるのですが、食事をする余裕まではないので行ったことはありません。



というわけで、集落に掛かる橋をわたって、倉庫の前に「注連原」バス停。神杉野の一つ手前です。
苔むしていますし、よく見たら「にしてつグループ」の下に「西鉄バス」と書いてあるのが見えます。


左の写真がコミュニティセンター方面、右の写真が浮羽発着所方面です。

2時間に一本というのはローカル線としてはなかなかの本数です。
一見ここらへんは過疎地帯に見えますが、浮羽町南部の山岳地帯は意外と人口が多く、路線バスの需要もきちんとあるんです。
極端な事を言えば、福岡市内で100円バスを走らせているバス会社がこんなトコロも走っているということですので、考えて見ればすごい話です。


後ろの倉庫のようなものは「注連原美術館」。
管理している人はさっきのレストランと同じのようです。

「ご自由にお入りください。電気は入って右側です。」
え?電気自分でつけなきゃだめなの?


中はこんな感じ。
半紙や不思議な絵が置かれていました。