2014年3月22日ダイヤ改正で新たに設定された謎の系統。
確かに路線単体で見れば謎ですが、このダイヤ改正で同時に3番の信愛発着便がなくなってますので、それを引き継いだ送り込み系統のようです。
前年のダイヤ改正で1番の青峰団地行きが廃止となり、今回で3番の信愛女学院行きが消滅してしまったので、遠いようで実は近かった二つの系統は、互いにほんとうに遠い存在になってしまいました。
実際のところ、3番の信愛女学院行きは誤乗が多かったですし、二の江からバスに乗って「あれ?空いてるな~」と思ってバスナビで確認してみるとその便は信愛女学院始発だった…ということも何度かありましたし、西鉄の立場としては、いっそのことなくなってしまったほうが良かったのかもしれません。
あとは、信愛女学院から来たのか青峰団地から来たのかで、自衛隊幹部候補生学校の西鉄久留米方面のバスの停車位置が変わったりと、もう厄介だらけでした。

とはいえ信愛女学院系統がごっそりなくなって、国分線全体で見ればやや減便となってしまいました。日中の時間帯では天神行きの特急電車といい具合に接続していたので重宝していたのですが…。

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というわけで実際に乗りに行きました。
昼下がりの青峰団地。ここの停名標も方面表示のものに取り替えられてしまっていました。
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案内を見ると、この送り込み便は番号が付けられていません。

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私が乗車するのは、青峰団地を14時40分に出発する信愛女学院行き。
同じ時間に大学病院行きも出発することになっていたのですが、誤乗防止が大きいでしょうね。

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放送データも適当に作ったのか、「ご乗車ありがとうございます。このバスは、信愛女学院行きです」「鑓水の次は、下川原です」「この先、直進します」などという放送はなく、ノーマルな放送だけでした。
しばらく大学病院行きについていくのですが、内野を過ぎてすぐにお別れ。そして聾学校前で右折したところでまた会いました。
え?

やりみず
というのも、こんな路線構造になっているからです。
青が無番、赤が3番。
以前の鑓水近辺はもう少し複雑だったのですが、当時のバスの動きはこちらでどうぞ。

乗客は何人か乗っており、終点の信愛女学院に着いたら、私をのぞく全員が千本杉方面ののりばへ向かって歩いていってました。
多分乗り換えるんでしょうけれども、もともと直通便を使っていた人にとっては、直通切りと増税でダブル値上げ…
かと思ったのですが、みんなグランドパス使うのであまり関係なさそうですね()

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青峰団地からのバスが到着するのとほぼ同タイミングで、青峰団地へ向かうバスが出てきました。

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この路線改変によって、下川原のバス停はどうなったのでしょう。

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こんな調子です。
ちなみにこの系統は平日しか走っていないので、土日にバスは来なくなりました。

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反対方面も…

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もちろん同様。

以前の記事で色々な変遷を経験しながらずっと残っていくのだろうと思いますと述べていましたが、まさにそんな感じになってて、ちょっと驚き。

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鑓水は、この系統だけが通る標柱に関しては行き先表示か書き換えられたりということもなく、ぞんざいに扱われているようでした。