

50番の「和楽園前」。
試験場前と十二軒屋の間のバス停で、まだまだ中心市街地の一部に入ります。


左が船小屋方面、右が西鉄久留米方面です。
国道209号線が通っていますが、こちらは旧道です。

和楽園のバス停を降りて一番最初に目につくのは、なんといってもこのキリンの看板。中古車展示場のものです。

所在地は、久留米市津福本町。
これが津福今町なら、「6」と書いてあるのとマッチしたのですがw


周りは、コーヒーショップとか、古本屋とか。
どこにでもあるような、普通の光景が広がっています。


船小屋方面のバス停にバスの停車スペースが用意されている一方で、市街地方面には何もなし。

やや西鉄久留米方面へ行くと、久大線の踏切と西鉄大牟田線の高架があります。
あの高架部がちょうど試験場前駅。




50番のダイヤ改正ですが、西鉄久留米止や羽犬塚駅止のバスが随分増えることになり、大きく姿を変えるようです。
筑後船小屋駅行きのバスが減ったのは懸命な判断だったのかもしれませんw

五十音式の運賃表も、やや大判。
路線図タイプのほうが使いやすかったという人もいますが、私は初見の路線図で警固神社前から鳥飼まで行くバスや、茶山へ行くバスを発見できる自信はありません。
そういう人もきっと少なくないわけで、五十音順運賃表への転換は懸命だったと思われます。どのバスが行くのか、運賃がいくらなのか知ることが出来れば経路はどうでもいいんです。

さて、肝心の「和楽園」についてですが、周囲を探しても見つかりません。


しかしスマホで地図を開いてみると西に300メートルほど行ったところにあるのをあっさり発見。
バイパスを越えて西へ歩いて行くと…

何かあります。


庭園とも何とも言えない、ただ木が綺麗に配置されて植えられているだけの場所でした。個人の敷地であまり奥へ入ることはできず、結局和楽園の正体は謎のまま。
しかし、立派な名標があり、地図にもきちんとその名前が掲載されていたことを考えると、実体はバス停の名前になるに値する(?)施設のようです。
家庭用の風呂の普及で残念ながら施設はなくなってしまいましたが
名前だけは残っているようです。
名前に時代が刻まれている...そんなバス停の一つですね。