

観光案内所で地図をもらい、意気揚々と出発します。

鞆の浦のレトロな街並みを歩いて行き、


最初の目的地は、鞆の浦民俗資料館です。
坂を登っていき…


途中のピロティには鞆の浦近辺で使われている、伝統的な漁船。


そして、丘を一通り登りきると、民俗資料館の入り口があります。
この中は撮影禁止だったわけですが、
近世の時代では鞆の浦の近辺が瀬戸内海の潮の流れや風の向きの境目であったため、それらのタイミングを待つために、多くの商船や漁船は鞆の浦の近辺で「潮待ち」をしていました。そのことについての展示や、鞆の浦が観光地としてどういった歩みをたどってきたのかという展示もされていました。

たまに見かける、新道建設云々の掲示は、住民が取り付けたもの。
実はこの鞆の浦近辺は、意外と人口密集地帯で、更に昔ながらの町並みですから、一方通行や狭隘路の多いこと多いこと。だから朝の通勤時間帯は渋滞が激しいらしく、以前から海の一部を埋め立てて造るバイパス道路の建設が請願されてきました。
しかし、福山市の観光協会などをはじめとする多くの団体はそれに反対。
こういった問題は、外の人間が無理矢理推し進め、地元の住民が反対する・・・という立場になることが多いのですが、今回は外と地元の関係が反対になってしまっており、いろいろややこしいことになっているようです。

ポニョ。


道は確かに狭いです。


今となってはただの漁港ですが、当時の賑わいが目に見えてきそうです。


岸壁が石段のようになっていますが、この構造が残っている総延長が一番長いのは、この鞆の浦なのだそうです。
構造の名前とかは忘れてしまいましたが・…。


さて、磯の香りを楽しんだら、次は医王山へと向かいます。


住宅街を通り抜けるのですが、何やらバス停らしきものが。
こんな狭いところを、バスが通るんですね。

わざわざこういったものを設置しないといけないくらいに、鞆町の住民の道路事情論争は激化しているようです。


しばらく歩くと、え?ここから?というような場所に、医王山への入り口がありました。