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大通りをひたすら歩いて行くと、「美観地区入口」というスクランブル交差点に着きます。
しっかりと、斜め方向の信号も取り付けられています。

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交差点を左に曲がると、いきなり景観が変わります。
こりゃあびっくりですねw
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倉敷美観地区は、倉敷川に沿った景観地区で、江戸時代から大正時代にかけての洋風作りの建物が未だに多く残されている場所で、「倉敷川畔伝統的建造物群保存地区」という名前で国の重要伝統的建造物群保存地区に登録されています。

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1642年に江戸時代の天領に指定されて以来、備中国の物流の集散地として栄え、このような街並みとなりました。
このように美観地区として指定されたのは、紡績会社を経営し岡山県下でも有力であった大原一族の、大原総一郎という実業家が、1930年代にドイツのローデンブルグを訪れた際に街並みの保存という事を思いついたということがきっかけでした。
戦後、倉敷観光協会はここを風致地区として定め、その後朝日新聞に倉敷の写真が掲載されたのをきっかけに、倉敷の一大観光地となりました。

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昭和天皇も泊まったという「有隣荘」。

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こちらは、北田証券株式会社の社屋です。
表の黒板には何が書いてあるのかとおもいきや、最近の経済情勢のことについて書かれていました。

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こちらは、休憩所兼観光協会の建物。昔の市役所です。

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こちらは中橋。
あともうひとつ、旧大原家住宅の前には今橋という橋がかかっています。

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なんやかんやで、端っこまでたどり着きました。
一度引き返して、大原美術館に行くことにします。

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これが大原美術館です。
イオニア風の柱を持つギリシア神殿風の洒落た石造建築となっており、近世の洋館に囲まれながら違った雰囲気を放っています。

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こちらは本館です。本館には、美術館の創立者である大原孫三郎(前述の総一朗氏と同じ大原一族の実業家)とタッグを組んでいた児島虎次郎氏が海外で収集してきた西洋美術品を展示しています。
有名なものには、エル・グレコの「受胎告知」、モネの「睡蓮」とかがあります。特に印象に残ったのは、レオン・フレデリックが10年かけて描いたという「万有は死に帰す、されど神の愛は万有をして蘇らしめん」という壁いっぱいの巨大な絵ですかね。
中は撮影禁止なので写真はありません。

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本館を出て庭園を抜けると、今度は別館があります。こちらも最初に買った入場券で同じように入ることができます。
こちらは日本の画家が書いた作品を展示しており、1980年代以降の作品ともなると、写真と絵の合成だったり、通常のキャンパス以外のものに描いた絵や映像による美術作品なども多く見受けられ、人の考え方をアウトプットする手段が増えたことを感じさせられました。

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という訳で大原美術館を出発し、岡山駅へ戻ります。
最初はバスで戻ろうと思ったのですが、時間通りに来てくれなかった(と言うより、二本待っても来なかった)ので、時間があまりないこともあり、歩いて行きました。

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倉敷駅に通じる地下道には、直接バスのりばへ上がる階段があり、熊本交通センターの地下にあるセンタープラザみたいな雰囲気です。
まあここはただの地下道なので、それには遠く及びませんが…。

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下電バスの路線図。

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地下道からロータリー前に出てくるので、ペデストリアンデッキへ上り、改札まで向かいます。

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これから乗るのは、伯備線の備中高梁駅行きの電車です。
JR九州外の在来線をあまり使ったことが無いので、どんな電車が来るか楽しみです。