

現在、西鉄吉井営業所から出発するバスの内、日祝日ダイヤで5:41、6:07、7:05、11:21のものは、上原行として運行されています。
これは、上原始発で運行される25番草野線に使用する車両の吉井営業所からの送り込みのためのもので、そのために経由地が書かれていない専用の幕が用意されており、一応吉井線の区間便として扱われています。
25番の草野線が上原始発着になっているのは、25番は以前、この上原に営業所を置いていた両筑交通(西鉄バス久留米が社名変更する前のもの)田主丸支社による運行であった名残なのです。
逆もしかりで、上原発13:36、17:06、20:04、21:04、22:08(日祝日ダイヤ)のものは、久留米方面から草野経由で上原に到着してきたバスが、上原で折り返し吉井営業所行になったもので、方向幕にも「吉井」とだけ書かれています。
こういった妙な区間便も、まったく利用されていなかったわけではなく、そこそこ人が乗っていたのは乗っていたのですが、やはり久留米まで直通する便に比べるとはるかに乗客が少なく、ここら辺の地域で短区間利用をする人が多い訳ではなかったので、結局今度の10月のダイヤ改正で廃止されることになってしまいました。
浮羽ローカルも今となっては全便が浮羽発着所か杷木始発ですが、以前は吉井営業所始発もありました。ただ、これもなくなったので、ここら辺においては、中間区間のみの輸送があまり意味をなさないということの証明なのかもしれません。
非常に残念なことです。
というわけで、記録の意味も込めて、写真とともにこの記事を書きました。