試験場前。209号線の旧道沿いにあるバス停です。
バス停の名前の由来は近くに西鉄電車の試験場前駅があるからということに他なりません。
これは結構有名な話ですが、その試験場前駅の駅名の由来は1929年にこのあたりにできた福岡県立工業試験場に由来します。しかしその試験場は今はもうないので、「試験場前」がそのまま残っていることになります。
駅が高架化されても名前が変わることなく、ずっと「試験場前」のままです。
更に駅名をそのままバス停が引き継いだので、なんだか訳がわからなくなっていますw
左が十二軒屋方面、右が聖マリア病院方面です。
こちらは聖マリア方面のバス停です。
試験場の前ではなく中華料理店の前に立っていますw
こちらは船小屋方面のバス停ですが、西鉄テクノサービスの自動車工場へ入る道路の上に建てられており、バスの走る旧道とは直角の方向を向いています。
こんな表示も。
ベンチは排水溝をまたぐように設置されており、なんだか不安定だったので座ろうと思えませんでした。
同じ時に高架化された花畑駅は、西鉄久留米駅への一極集中を避けるために特急停車駅になり、利用者も格段に増えたわけですが、こちらの試験場前駅は高架化されても対して利用者の数は変わっていないようです。
昼間なんかは花畑駅から特急に乗り換える人が上り電車に乗ってくるのをよく見ますけどね。
いろいろなことを加味すれば、ある意味では「試験場前」も伝統のある名前ですよね。
そういえばテクノサービスは電車の引き込み線があったような気がしますがどうなんでしょうか?